泌尿器科

泌尿器科

排尿障害、性機能障害など専門医師による質の高い診療を行います

泌尿器科の主な診療内容

泌尿器科は尿路・生殖器、すなわち、副腎、腎、腎盂(じんう)・尿管、膀胱、前立腺、陰嚢・陰茎・精巣等、に発生する疾患を扱っています。
疾患の種類は腫瘍(良性、悪性)、排尿障害、結石、感染症、腎不全、不妊、性機能障害など多岐にわたります。
ご高齢の方に多い病気というイメージですが、最近増加傾向にある尿失禁や過活動膀胱、間質性膀胱炎/慢性骨盤痛症候群など婦人泌尿器科といわれる分野や先天奇形、夜尿症(おねしょ)を扱う小児泌尿器科、慢性腎不全における人工透析など診療分野も多岐に亘ります。
下腹部痛、会陰部痛、足の付け根の痛みなど原因不明の痛みの相談にも応じます。

中でも、Andrologyといわれる分野(性機能障害、男性不妊症、男性更年期障害)に関しても当院では積極的に診療しています。性機能に関することは、より良い生活の質(Quality of Life)を保つために非常に重要と考えています。また男性不妊症においては専門的な分野であり、パートナーの状態も考慮して適切なアドバイスを提供しています。男性更年期障害においても一緒に相談しながら質の高いテーラーメイドの治療を行って参ります。

泌尿器科の主な疾患

男性更年期障害(加齢男性性腺機能低下症候群・LOH症候群)

LOH症候群は「加齢男性性腺機能低下症候群」の略で、急激な男性ホルモン(テストステロン)の低下が原因として引き起こされます。
症状の一例として、勃起不全(ED)やイライラ感や不安感、憂うつ感や性欲減退があります。
いわゆる更年期障害ですが、社会的なストレスに晒される機会が非常に多くある30歳代後半~50歳代の働き盛りの男性も発症の可能性がある病気です。

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前立腺癌

前立腺がんは、中高年の男性において注意すべき前立腺の病気のひとつです。
早期に発見できれば、ほかのがんに比べて治りやすいがんと言われていますが、初期には自覚症状がほとんどないため発見が遅れることがあります。
進行すると骨やほかの臓器にまで転移することがあるため、早期に発見し適切な治療を行うことが大切になります。

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膀胱癌

膀胱がんは、尿路上皮ががん化することによって引き起こされます。症状は血尿が最も多く、痛みを伴わない場合が多いですが、膀胱炎などをともなう場合もあります。
他のがんと違って、比較的早期より症状が出やすいのが特徴です。
血尿の出かたは尿全体が赤くなる全血尿より排尿の終わり頃が赤くなる終末時血尿が多く、血の塊もしばしば排出されます。

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腎細胞癌

腎臓にできるがんのうち、腎実質の細胞ががん化して悪性腫瘍になったものです。急速に進行するタイプと比較的進行が緩徐なタイプがあるといわれており、手術後10年を過ぎてから再発や転移を認めることがあります。
腎細胞がんが大きくなると、血尿が出たり、背中・腰の痛み、腹部のしこり、足のむくみ、食欲不振、吐き気や便秘、おなかの痛みなどが生じたりすることもあります。

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前立腺肥大症

前立腺肥大症は、前立腺が肥大することにより尿道が圧迫されて排尿障害をきたす病気です。前立腺の病気のなかでもっとも多くみられる病気です。
排尿に関連する症状は日常生活に支障をきたすこともあるため、適切な治療が必要になります。

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尿道・膀胱炎

尿が作られ、排出されるまでにたどる尿の通り道(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に細菌が感染し、炎症が起こることを尿路感染症といいます。
主な尿路感染症に、尿道炎・膀胱炎があります。

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尿路結石症

腎臓から尿道までの尿路に、体に不要になった物質(蓚酸カルシウムなど)が結晶化して大きくなったものが尿路結石です。
無症状の場合もありますが、激痛のためしばしば救急室を受診します。 具体的には、側腹部痛、下腹部痛、血尿あるいは頻尿症状が出現します。長期間放置すると腎臓に負担をかけて腎機能を低下させることもあります。

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間質性膀胱炎

尿を我慢すると下腹部が痛いなどの症状を来す慢性的な膀胱炎で、特に女性に多い病気です。
間質性膀胱炎は、細菌感染で起こる急性膀胱炎とは異なり、多くの場合尿には異常がありません。抗生剤で一時的に症状が治まっても、間質性膀胱炎の場合はしばらくするとまた同様の症状が起こります。

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腹圧性尿失禁

おなかに「グッ」と圧力がかかったとき、膀胱に溜まった尿を保持できなくなってもれてしまうタイプの尿失禁です。尿意とは関係なく起こります。
たとえば咳、くしゃみ、ジャンプ、重いものを持ち上げるなどの動作で漏れを生じます。原因は、妊娠や出産、加齢などで尿道括約筋をはじめとする骨盤底の筋群がゆるんだり、尿道を支える組織が弱くなったりすることとされています。

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骨盤臓器脱

骨盤にある臓器である子宮、膀胱、直腸などがだんだんと下がってきて、膣から体外に出てしまう病気です。
症状は様々で、陰部下垂感・陰部にピンポン玉のようなものが触れる・椅子に座るとボールの上に座っている感じがするといった典型的な症状や、トイレが近い・尿が出しづらい・排尿してもすっきりしない・尿が漏れてしまう・便秘などといった膀胱や直腸に関連した症状が出ることもあります。

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ED(男子性機能障害)

男性の勃起能に問題がある状態は以前はインポテンスと呼ばれていました。しかし、最近ではED (Erectile Dysfuncion)=勃起障害という呼び名が一般的です。原因が複雑なため、時間をかけた治療にが必要になるケースが多いです。

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小児泌尿器科疾患

小児泌尿器科疾患は、停留精巣、遊走精巣、尿道下裂、性分化疾患、真性包茎、亀頭包皮炎、膀胱尿管逆流症、水腎症、膀胱直腸機能障害、尿失禁、昼間尿失禁、夜尿症などがあり、多岐にわたります。
ほとんどは良性疾患で、成長とともに自然改善するものから、生活に支障をきたすために泌尿器科的な管理が必要なもの、手術が必要なものまで様々な疾患が含まれます。

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このような症状がある場合は、早めにご相談ください

  • 体がだるく意欲が出ない
  • 腰や横腹や下腹が痛い
  • 腰や横腹や下腹を打撲して血尿が出る
  • 尿が近い
  • 尿が出にくい
  • 尿が漏れる
  • 尿をがまんすることが難しい
  • 夜中に何回もトイレに行く
  • 尿が残った感じがする
  • 下腹部が張っている
  • 尿をする時に痛む
  • 陰部や尿道に不快感がある
  • 尿道から膿が出る
  • 精液に血が混じる
  • 男性器のことで悩んでいる
  • 勃起に問題がある
  • ペニスや陰部にかゆみやできものがある
  • ペニスや陰部を打撲し出血や腫れがある
  • 精巣(睾丸)が大きい・小さい
  • パートナーが妊娠しない
  • おねしょ(夜尿症)で困っている
  • 何らかの症状はあるが泌尿器科の病気か判断がつかない
  • など

マオメディカルクリニックでは男性更年期障害に特化した外来を用意しています。

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