認知症サポート
認知症は早期発見が重要です。 当院ではMCIスクリーニング検査を 実施しております。
認知症は、早期発見・早期治療によって高い治療効果が期待できる病気です。
かかりつけ医で「認知症」と診断され、徘徊や常同行為、介護抵抗などの問題、気分の変調、食欲不振、幻覚妄想などの周辺症状が目立ちはじめた方や、「認知症」かもしれないとお悩みの方、心配されているご家族の方も、お気軽にご相談ください。
当院では、認知症の診断のためにMRI・CT等の画像検査を要する場合でも、連携している他院に検査依頼しておりますので、ご安心ください。
軽度認知障害(MCI)について
軽度認知障害(MCI)は、認知症よりも軽い認知機能の低下をさします。
「ここ最近、もの忘れが酷いなぁ〜」と感じつつも、大きな支障はなく日常生活を送れるため、見過ごされがちです。ただ、放っておくとそのまま認知症に進行していく場合があります。最近では軽度認知障害(MCI)の方の半数以上が、約5年で認知症になると言われています。
しかし、軽度認知障害(MCI)の段階で生活の改善や適切な治療を行えば、認知症の発症を防いだり、発症を遅らせることができるとも言われています。
つまり、軽度認知障害(MCI)の状態を早期に発見することが重要です。
認知症のなかで最も多いとされるアルツハイマー型認知症の発症には、アミロイドβペプチドが深く関わっています。発症の約20年前から脳内に溜まり始め、徐々に認知機能の低下を招きます。近年、このアミロイドβペプチドをスクリーニング検査に活用し、軽度認知障害(MCI)の状態を判定する方法が開発されました。
MCIスクリーニング検査
軽度認知障害(MCI)を早期に発見するための血液検査です。
アルツハイマー型認知症おいて、アミロイドβペプチドの脳内の蓄積がその発症に関わっていると言われています。
このアミロイドβペプチドの除去作用を持つ3つのタンパク質を調べることで、その可能性やリスクを判定します。
検査の目的
認知症の確定診断ではありませんが、MCIを早期発見し、認知症の予防につなげることを目的とした検査です。
検査対象の方
「もの忘れが気になる」「認知症について相談したい」など、不安をお持ちの方。 自覚症状の有無にかかわらず、検査は可能です。健康診断と同様に、定期的検査としてご活用ください。
検査対象外の方
すでに認知症と診断されている方。
その他、自己免疫性疾患をお持ちの方(急性肝障害・腎障害・自己免疫性腎疾患など)、肝硬変をお持ちの方、 重度の栄養不良の方(ダイエットを行っている方も含みます)は検査結果の判定に影響する場合があります。
医師にご相談ください。
検査の安全性について
一般的な採血検査と同様とお考えください。身体への負担もなく、安全です。
特殊な薬剤の投与もありませんし、被ばくのリスクもありませんので、安心して検査を受けていただくことができます。
当院のMCIスクリーニング検査
初回受診
専門医の診察+MCIスクリーニング検査+認知機能検査
費用・・・¥28,000(税別)
2回目受診
専門医による検査結果のご説明とアドバイス
費用・・・無料
認知症治療が必要である(本人・ご家族が希望する)場合
「もの忘れ外来」の受診
費用・・・保険診療
現段階で認知症治療の必要はない場合
判定結果により、1年後以降の適切な期間内に再度のMCIスクリーニング検査をお勧めします。
費用・・・¥20,000(税別・保険外診療)
フェルガードについて
記憶力の低下は、アミロイドβというタンパクが脳内に蓄積し、神経伝達物質の減少や脳内の炎症を起こすのが原因とされています。
米ぬか油から抽出した天然ポリフェノール「フェルラ酸」がアミロイドβの働きを抑制することが証明されて、これを基に日本でも認知症に対する臨床試験が行われ効果が実証されています。
フェルガードとは
フェルガードは米ぬかから生まれた天然ポリフェノールの「フェルラ酸」、西洋トウキの「ガーデンアンゼリカ」が配合された健康補助食品です。
フェルラ酸
抗酸化作用を持ち、アミロイドβ蛋白の凝集阻止作用を持つとされており神経細胞死抑制が期待されています。
ガーデンアンゼリカ
神経突起伸長作用、神経細胞のネットワーク再構築から神経再生を期待されています。
これまでにフェルガードは
- 軽度認知障害から認知症への進展を抑える効果
- アルツハイマー病患者の認知機能低下を抑える効果
- 認知症の周辺症状(幻覚、妄想、脱抑制、多幸等)の改善
- 発語作用、嚥下機能の改善
などが学会や論文で報告されています。
気になる方、処方を希望される方は受付までお声がけください。