慢性じんましん

原因が特定しにくい。症状が毎日現れ、1ヶ月以上持続する。

慢性じんましんとは

皮膚が赤くなって腫れ、強い痒みが出る病気です。発疹の形は小さなものから地図状のものまでさまざまなタイプがあり、通常強いかゆみをともないます。
症状は短く数時間程度で、長くても数日でひくのが特徴です。皮膚だけでなく、口やのどなどの粘膜に出る場合もあります。
またじんましんは、発疹の出ていない皮膚の表面をひっかくと、かいた部分にみみず腫れが出ることがあります。
急性、慢性の2つに分けられ、慢性じんましんは内臓の病気や精神的ストレス、寒冷や温熱、人工的な刺激などによって起こるものや、急性じんましんをくり返しているケースがあります。 1ヶ月以上症状が持続するもので、毎日のように症状が現れ、原因が特定しにくいという特徴があります。

治療方法

じんましんの治療法としては、基本的に大きく2つに分けることができます。

  • 1. 原因・悪化因子がわかったものは、除去や回避する
  • 2. 抗ヒスタミン薬を中心とした内服による薬物療法

いずれにしても、専門医の診察を受け適切な治療を行っていくことが大事です。
その他にも、下記のことを心がけることも大切です。

食事のメニューをチェック
かゆみを誘発しやすいヒスタミン、コリンなどの化学物質を含んだり遊離させる食品として、さば、あじ、かつおなど皮の青い魚や、貝類、かに、えび、豚肉、卵、チョコレートなどが知られています。
入浴はやさしく
じんましんの症状が出ているときは、熱いお風呂はひかえて、シャワーを上手に利用するとよいでしょう。
体調を整える
胃腸のはたらきが衰えたり胃腸障害を起こすと、じんましんが出やすくなる場合があります。栄養のバランスと規則正しい食生活を心がけるようにしてください。
また、睡眠も十分にとることも大切です。とくに夕方にじんましんが出る場合は、寝不足に注意すること。